大みそかの「第７５回　ＮＨＫ紅白歌合戦」（総合など、後７・２０）の出場歌手４１組が１９日、発表された。東京・渋谷のＮＨＫで会見が行われ、初出場１０組のうち８組が出席。Ｎｕｍｂｅｒ＿ｉ、新浜レオン（２８）らが新顔として名を連ねた。

　Ｎｕｍｂｅｒ＿ｉ（ナンバーアイ）の平野紫耀（２７）、神宮寺勇太（２７）、岸優太（２９）は紅白でフィナーレを迎える激動の１年を感慨深げに振り返った。

　２０２４年は衝撃の元日デビューで始まり「ＧＯＡＴ」「ＢＯＮ」「ＩＮＺＭ」とヒットを連発。ＳＮＳ映えする歌詞と振り付けでバズり続けた。６月に初の単独ライブを開催し、１０月から全国ツアーを行うなど獅子奮迅の活躍を見せ、デビュー年の紅白初出場を成し遂げた。

　平野は「想像できていなかったですね」と回想し、岸は「僕らもさっき知ったばかりなんです」と打ち明けた。神宮寺は「お正月にデビューして、１２月３１日（の紅白に）に出られるってスゴいことだと光栄に思っています」と笑顔を見せた。

　３人は、昨年５月に旧ジャニーズ事務所（現ＳＴＡＲＴＯ　ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴ）のＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅを脱退。その後、同事務所を退所し、同社副社長だった滝沢秀明氏が代表を務める事務所「ＴＯＢＥ」で再集結した。

　キンプリ時代の２０２２年以来、２年ぶりの紅白となる平野は「今回も社長のサポートがあってのことなので、僕たちから『ありがとうございます』とお伝えしたい」と恩師への感謝の思いを明かした。神宮寺は「１２月３１日に皆さんにパフォーマンスをお届けできることが本当にありがたいです」と、ファンに向けて最高の形で１年を締めくくることを誓った。