北野武 車イスで登場の吉村作治氏に「クフ王かと、ミイラが動いたのかと」とジョーク 旧知の仲
映画監督の北野武が21日、神奈川県内で行われた、横浜市に12月1日からオープンする大型エンターテインメントXR施設「IMMERSIVE JOURNEY」の開館発表会にエジプト考古学の第一人者である吉村作治氏と出席した。
XRとは、現実世界と仮想世界を融合させて新たな体験を生む技術の総称のこと。この日は4500年前の古代エジプトの世界を体験できるVR作品「Horizon of Khuhu」を北野自らが体験した。
北野はVRゴーグルを装着し会場を歩き回りながら「すげー、面白いな、よくできてるなーこれ」「バーチャルつったって、やっぱ進化してるんだね。もっとすごくなってる」と感動した様子。同作の日本語監修を務めた吉村氏もともに体験し「とてもいい」と太鼓判を押した。
北野と吉村氏は、テレビ番組で10年以上共演し、一緒にピラミッドに登った経験があるなど関係性が深い。この日は車いす姿で現れ、ソファに座ってイベントに参加した吉村氏に対し、北野は、「クフ王かと思いました。エジプトのミイラが動いたのかと思いました」とジョーク混じりにあいさつし、笑わせた。
また、過去に2度、エジプトに訪れたことがあるという北野は「旅行会社の人に『変な物を売りつける日本人がいるから気をつけてね』って言われて。そこに行ったら吉村先生が来て『シッ』ってしちゃった。まさか先生が迎えに来ると思わなかったから『向こう行け!』って言ったけど、よく考えたら先生でした」と思い出話を笑いつつ語っていた。