「全領域異常解決室」2話前に一瞬映ってたヒルコ伏線、主要人物が ヒルコ人間説、局長が「高みから眺める神の視点」と皮肉
藤原竜也主演のフジテレビドラマ「全領域異常解決室」第7話が20日に放送された。全決室長の天宇受売命(アメノウズメ)であることが明らかになった警視庁警察官雨野小夢(広瀬アリス)が、神としての記憶を失った理由が描かれた。
同時に黒幕の謎の神ヒルコが、厳しい修行によって「事度渡し」の力を得た飛鳥時代の呪術者・役小角と同様に、人間である可能性も提示された。
終盤には、小夢が神の記憶を奪われる以前から監視していた不気味な男・寿正(野間口徹)が、警視庁から盗み出された押収品の人魚を手にし、「修理固成 神の総入れ替え」を目論んでいることが描かれた。
テミスHDのCEO寿正は国家安全保障会議のIT部門のメンバーで、小夢が襲われた事件後に、内閣官房から要請され、ヒルコ事件のビッグデータ分析で調査協力していることも描かれた。
「寿正」は、第5話「千里眼事件」の冒頭、全決局長・宇喜之民生(小日向文世)が内閣官房国家安全担当審議官・直毘吉道(柿澤勇人)と面会した際に、直毘がビッグデータを「予算をかけ官民一体で作り上げたシステムです。テミスHDから通信履歴やカードの利用状況など膨大なデータを提供してもらってます」と説明していた。
宇喜之が見せられたテミスHDのHPには「CEO寿正」の文字が表示され、宇喜之が「人の営みを高みから眺める、まさに神の視点ですね」と皮肉るように語っていた。