大平サブロー 桂雀々さんの死に「寂しさと無念さ」半世紀前の出会いを振り返る
落語家・桂雀々(本名・松本貢一=まつもと・こういち)さんが20日に肝不全のため死去したことが22日、分かった。64歳。大阪府出身。所属事務所が発表した。葬儀はこの日、近親者で執り行った。後日「お別れの会」を開く予定という。
お笑いタレントの大平サブロー(68)は雀々さんとの半世紀前の出会いを振り返り、追悼した。
所属事務所を通じ「64歳と言う若さでの旅立ちに、寂しさと無念さを感じており、今だに事実とは捉えられずにいます」と率直に吐露。雀々さんが14歳、サブローが18歳だった時、テレビ番組の素人コメディアン道場コーナーで対決し「木っ端微塵にやられたのが出会いです」と回想した。
互いにプロになってから再会し、その後、年1回の「サブロー&雀々の二人の世界」を開催。落語と漫才を教え合う戦友だった。12月には「帰ってきたサブロー&雀々の二人世界2」を行う予定だったが叶わず「いずれまた僕も天国に行くでしょうからその時は、『あの世の二人の世界!』をやってみたいです。それまでは天国で誰とも漫才はやらずに待っててくださいな」と呼びかけた。