山田太一さん一周忌しのびBS-TBSで伝説の名作ドラマ再放送 「今見ても十分伝わる」
昨年11月29日に老衰のため89歳で亡くなった脚本家の山田太一さんの一周忌を偲び、代表作となったドラマ「岸辺のアルバム」が25日からBS-TBS(月~金曜、後12・29)で放送されることが24日、分かった。
同作は1977年にTBS系で放送された、一見平和で幸せそうな中流家庭の崩壊と再生を描く作品。女優・八千草薫が主演を務め、穏やかなタイトルとは裏腹などろどろとした愛憎劇で、テレビドラマ史に残る名作として今もなお語り継がれている。
今回の放送にあたり、BS-TBSの伊佐野英樹社長は「1970年から80年代にかけて、山田太一さんの名作をTBSでも数多く制作、放送させていただきました」とし、「どれもこれもその時代に対して『これでいいのか?』と問いかける問題作で、社会的な視点のある作品が多かったと記憶しています」とコメント。
また「時代は変わりましたが、人間の本質を描いた山田太一さんのドラマは今見ても十分伝わると思い、今回没1周年追悼企画として放送させて頂くことといたしました。ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います」と呼びかけた。