百条委員会・奥谷委員長「困惑している」斎藤知事の公職選挙法違反疑惑に「しっかり説明いただきたい」欠席で実施

 百条委員会終了後に会見した奥谷謙一県議
 首相官邸で開かれた政府主催の全国知事会議に出席した兵庫県の斎藤元彦知事(中央)
 兵庫県知事選後初となる証人尋問を終え、記者会見する県議会の百条委員会
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 兵庫知事選で再選を果たした斎藤元彦知事に対し、知事の疑惑告発文書問題を審議する県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)が25日、神戸市内の県庁舎で行われた。出頭要請を受けた斎藤知事は全国知事会の公務のため欠席した。

 この日は公益通報者保護法に関してと、昨年11月の阪神とオリックスの優勝パレード経費を巡る不正疑惑について関係者3人を証人尋問。2人は非公開で行われた。

 次回の斎藤知事の証人尋問について、百条委員会終了後に会見した委員長の奥谷謙一県議は「次の日程はまだ決まっていません」としつつ、「できれば年内に証人尋問を実施したいという合意は(委員会の中で)できた」と話した。

 また、斎藤知事が兵庫県知事選挙で公職選挙法違反の疑いの可能性を指摘されていることについては「本会議で調査事項として含めるのか、種類が違うと思うので新しい百条委員会を立ち上げるために議決が必要なのか、制度上のことを整理できていない」と奥谷県議。その上で、「個人的な受け止めになりますが、困惑しているのが正直なところ。まずは斎藤知事からどういったことがあったのかしっかり説明を頂きたい」と話した。

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