日比美思 自分で選んだ女優の道「Dream5」デビューから15周年 一度は引退迷うも再出発
女優の日比美思(26)が09年のデビューから15周年で充実の時を迎えている。11歳でダンス&ボーカルグループ「Dream5」のメンバーに選ばれ、14年のNHK紅白歌合戦にも出演。現在は役者として存在感を見せ、さらに初写真集「朝食ってビュッフェですか」(玄光社)を30日に発売する。15年を振り返り、未来への思いも語った。
明るい笑顔に、色気も漂う。大胆カットも収めた初写真集がデビュー15周年という節目に発売されることに「15年ってすごい長い期間お仕事を続けてこられた。いつも応援してくださる方がいるからで感謝しています」とファンへの思いがあふれた。
11歳だった09年にオーディションで、ダンス&ボーカルグループ「Dream5」のメンバーに選ばれ、社会現象にもなったアニメ「妖怪ウォッチ」のエンディング曲「ようかい体操第一」で14年のNHK紅白歌合戦に出演した経歴を持つ。「当時から応援してくださった方からは『大人になったね』と声をかけてくださります」と周囲からの言葉で成長も実感している。
「Dream5」としてブレークしていた当時を「キラキラしていて貴重な経験だった」と話す。一方で「寝る時と食べる時だけが休める時間でした。もうしがみつく思いで必死でした」と多忙を極めた。「でもつらかったわけじゃない。みんなでご飯を食べる時間も楽しかったし、スタッフさんから親のように基本的なことを1から教えてもらった。ぜいたくも本当にお仕事を頑張っているからファミレスでドリンクバーは頼んでいいよとか」と笑顔でグループの思い出を振り返った。
16年のグループ活動終了後は高校卒業のタイミングと重なり、一度は芸能活動を継続するかを迷った。それでも、両親から「好きなことを続けてくれたら、それだけで幸せだから」と背中を押され、女優として再出発を選択。日比は「最後は自分で選んだ道。後悔せず続ける決断をしてよかったと思えるように、負けないように頑張るだけ」と覚悟を決めている。
再出発後では、日本テレビ系ドラマ「3年A組~今から皆さんは、人質です~」など話題作へ出演を続けている。まだまだ満足はしておらず「学ぶ場に積極的に赴くことを大事にしている」と明かす。「好きな映画監督の舞台あいさつがあったら、その日にでもチケットを取ってあいさつに行ったり」と地道に貪欲に初心を忘れていない。
同じ「Dream5」だったメンバーの高野洸や大原優乃らもそれぞれが持ち味を生かして芸能界で活躍。日比は「一緒に戦ってきた仲間が同じ世界にいるだけですごい心強く刺激にもなる」と意識し、「お互いもっと大きくなってまた一緒に仕事ができたら幸せですね」と未来を見据えた。
◇日比美思(ひび・みこと)1998年9月20日生まれ。神奈川県出身。09年「Dream5」のメンバーとしてデビュー。14年にアニメ「妖怪ウォッチ」のエンディング「ようかい体操第一」で、「第65回NHK紅白歌合戦」の企画コーナーに出演。17年からは女優として活動。主な出演作は、ドラマ「3年A組~今から皆さんは、人質です~」など。身長167センチ。血液型B。