【斎藤知事会見】女性PR社長に不快感「SNS戦略」手柄アピールを諭す「戦略より、県民皆さんの草の根」長くなりますと切々「ああいった文章に戸惑い」

 兵庫県の斎藤元彦知事が27日、定例会見を行った。斎藤知事を知事選で支えたとするPR会社(西宮市)の女性社長が、SNS投稿した活動内容が公職選挙法に違反している恐れがあると指摘されている件について、「私は事前には聞いてはいなかったので、そこに対する若干の戸惑いはあります」と述べた。

 PR会社側の行動によって影響・迷惑を受けているのではないかとの質問が飛んだ。

 これに斎藤知事は「我々としては選挙戦終わって適法にやってきたという認識でいますので、当該会社の方がSNSでああいった文章を作られたということは、私は事前には聞いてはいなかったので、そこに対する若干の戸惑いはあります」と述べた。

 女性社長はSNS投稿で、斎藤陣営の「広報全般を任された」「アピールしたい」と主張し、SNS戦略などを担ったと投稿したが、斎藤知事側は「ボランティアの一員」としている。

 斎藤知事は「我々としては選挙戦、本当にSNSもひとつの、戦ううえで大事なのものなんですけど、私たちにとして今回の選挙は…」と語り、「少し長くなるかもわからないです」と続けた。

 「草の根で街頭活動、街頭演説、辻立ちを、1日1日必死でやってきました。その中で、ネット以外でも県民の皆さん1人1人が本当に応援してるよ、口こみとかで、家族も含めていろんな人に支援の輪を広めてるよという声をたくさんいただいたので、何か一つの戦略というよりも、県民の皆さんひとりひとりの応援。これは私が会ったことのない人も、口コミ、SNSで発信していただいて、まさに草の根で応援支援を広げていただいたことが今回の大きな風、うねりにつながったと思っています。県民のみなさんへの感謝、がんばっていかなきゃいけないという思いでいますので、それが私にとっての背景にあります」と語った。

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