フジテレビは２９日、都内の同局で定例社長会見を開催。ＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「めざましｍｅｄｉａ」内の「めざましどようび」お天気キャスターデビュー！」と題した動画で、新人の上垣皓太朗アナウンサーの容姿を共演アナがイジる内容が批判を浴びた一見について、西山貴久恵アナウンサーが会見に議事進行役として出席し、自ら釈明した。

　港浩一社長は「多くのご指摘をいただきました。制作側からは上垣アナウンサーの奮闘ぶりを伝えたいという思いで動画を公開したと聞いています」と説明した。

　続いて、今回の件で批判を浴びた西山アナ、生田竜聖アナ、阿部華也子アナの名前を挙げ「誠実で後輩思いで、優しいアナウンサー達。これからも上垣含めて温かく見守っていただければ」とした。

　その後、西山アナが自ら「今回、本当に不快な思いをされた方がたくさんいらっしゃったこと、本当に深く受け止めています」と謝罪した。濃い色のジャケット姿で、終始、神妙な表情。「上垣アナは本当に大切な後輩で研修の頃から知っている」とし、一件については「さすがにデビューの時に緊張が見られましたのでその緊張を解こうと思いあのような表現になってしまったんだと思います」と経緯を説明した。

　西山アナは一件の後、「私たち３人、そして番組スタッフ」で上垣アナに謝罪したと告白。「そんな時に彼は本当に戸惑っていたんですけれども、むしろ私たち３人のことをすごく心配してくれまして。その誠実さというか、その気持ちに、本当に私たち３人は本当に助けられました」と話した。

　最後には「若手アナウンサーが気持ちよく仕事を進んで前向きにできる環境を整えるのが先輩の役目だと思っておりますので、これからも『めざましどようび』は今のメンバーで仲良く明るく頑張っていきますので、温かく見守っていただければなと思います」と希望した。