稽古中にアゴと鼻を骨折→休演の片岡愛之助 「とても残念で悔しい思い」 ブログ更新で無念を語る
歌舞伎俳優の片岡愛之助(52)が1日、自身の公式ブログを更新。11月29日の舞台稽古中に舞台装置と接触し、上顎(じょうがく)および鼻骨骨折のケガを負ったことについて、現在の思いを記した。
ブログ冒頭、愛之助は「皆様、ご心配をおかけして申し訳ありません。稽古中のことで大変驚きました。顔見世に出られないことは、とても残念で悔しい思いです」と、無念さとともに心境を綴った。
29日の午前11時頃、出演する「大津絵道成寺」の舞台稽古中に、7メートルの高さから下降してきた、幅2メートル、高さ1メートルほどの木製パネルと接触。病院に搬送され治療を受けていた。
出演予定だった「當る巳歳 吉例顔見世興行」は、この日京都南座で初日を迎え、「ご予約を賜っていたお客様、並びに竹馬を贈ってくださっているご贔屓方,そして離れたところから応援のお気持ちをくださるファンの皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、謝意を示しつつ、「然し乍ら、神様がくれたしばしのお休みなのだと、気持ちを切り替えしっかり治したいと思います」と、前向きに語る。
同公演は当面の間、休演し、治療に専念。代役は、昼の部「大津絵道成寺」は中村壱太郎(34)、夜の部「色彩間苅豆」では中村萬太郎(35)が務める。「12月のこの公演が、大成功することを心より願うとともに、療養の間、確りいろいろなことを勉強して、また皆様の前でいい作品を届けられるよう努めます」と、今後への意欲を語った。