げんじぶ 絆を強めさらに勢い加速!2025年の漢字は『超』 杢代「期待を超えていかないと」

 デビュー5周年を迎えたEBiDANの7人組グループ・原因は自分にある。が、勢いを加速させている。11月17日にぴあアリーナMM公演を成功させ、12月4日にコンセプトEP「テトラヘドロン」をリリース。来春にはユニバーサルミュージックとのパートナーシップが締結され、プロモーションのバックアップを受ける。新たなフェーズに突入するメンバーを直撃。げんじぶの今に迫る。

 昨年、埋めることのできなかったぴあアリーナMMをチケット即完売の1万人で超満員にさせた。同じ場所だが広がる光景は別物。リベンジを成功させ、武藤潤(23)は「絶対に熱気や反応は去年を超えていた」と振り返る。

 大倉空人(22)も「観測者(ファンネーム)のみんなが『すごく楽しい!』って気持ちが伝わってきて、これがライブの醍醐味(だいごみ)だなと思いました」と回想。クセスゴなグループ名が象徴するように、文学的でファンタジックなパフォーマンスで異世界へといざなった。

 げんじぶの魅力が凝縮されたステージは、強固になった結束のたまもの。メンバーは「絆が強まった1年だった」と口をそろえる。

 桜木雅哉(18)は「打ち合わせで、メンバーが『こう思ってるんだよね』って意見が同じことが多くなりました。いままで結構バラバラだったのが、最近になってみんなの『これ違くね?』が同じになったのをすごく感じます」と証言。6月にはデビュー以来、初めてメンバー7人で食事に出かけ、夢を語り合いながら焼き肉を食べた。

 2019年7月にデビュー。活動の初動からコロナ禍になり、初めて声出し可能な有観客ワンマンライブを開催したのは2023年4月だった。制限が解かれた昨年になって駆け足的にライブ会場が広がり、メンバーにも重圧と焦燥があったという。

 光と影が同居した昨年を経て、精神的にも成長。グループとして成熟し、長野凌大(21)は「ぼやっとしていた“げんじぶ像”が僕らの中でも明確になってきた。メンバーの“げんじぶ像”がより合わさって、1つのものになっているのをすごく感じます」と実感を込める。

 最新EP「テトラヘドロン」のテーマは「異星人」。異星人による侵攻、異星人が模倣した人間…げんじぶの真骨頂といえるクセスゴな世界観を閉じ込めた。杢代和人(20)は「日本でも、このコンセプトを消化可能なのは僕たちくらいじゃないかと思います」と胸を張り、ユニバーサルとのタッグでさらなる飛躍を目指す2025年を漢字一文字でこう表した。

 「来年は『超』の年。期待を超えていかないと、げんじぶじゃないよなって思うので」

 日本中にその名を轟かせる巳年にする。

 ◆原因は自分にある。(げんいんはじぶんにある。)大倉空人、小泉光咲、桜木雅哉、長野凌大、武藤潤、杢代和人、吉澤要人の7人組。2018年にBATTLE STREETのメンバーとして結成され、デビュー1カ月後の19年8月に改名。自らが物事に変化を起こす「原因」となっていくというメッセージを名前に込めた。来年3月から4都市を巡る全国ツアーを開催。同7月にグループ史上最大規模となる東京・代々木第一体育館での2日間公演を行う。

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