男性３人組ロックバンド・Ｍｒｓ．ＧＲＥＥＮ　ＡＰＰＬＥが２日、都内で行われたデビュー１０周年企画「ＭＧＡ　ＭＡＧＩＣＡＬ　１０　ＹＥＡＲＳ」記者発表会に出席し、来年７月２６、２７日に横浜市の山下埠頭（ふとう）で同バンド史上最大規模となる２日間、計１０万人動員の野外ライブを開催することを発表した。

　ボーカル・ギターの大森元貴（２８）、ギターの若井滉斗（２８）、キーボードの藤澤涼架（３１）がグリーンのステージに登壇。スクリーンに次々と発表が映し出された。大森は「ＪＡＭ’Ｓ（ファンの呼称）にどれだけ楽しんでもらえるか、ワクワクしてもらえるか以前から考えてきた。ミセスにとってもＪＡＭ’Ｓにとってもマジカルな１年にしたい」とこれまでにはなかった異例の記者会見で思いを語った。

　今年の同バンドは「ライラック」から「ｆａｍｉｌｉｅ」まで、５カ月連続で楽曲を配信リリース。２４年上半期ビルボードジャパンのトップ・アーティストチャート、通信カラオケＤＡＭなどの上半期ランキングで１位、ストリーミング１億回再生を突破した楽曲は通算２０曲で歴代１位と、今年最も聴かれ、歌われたアーティストとなった。

　さらに、来年２月１５、１６日には初の韓国単独ライブ「ＭＧＡ　ＭＡＧＩＣＡＬ　１０　ＹＥＡＲＳ　ＨＥＡＤＬＩＮＥＲ　ＳＨＯＷ　ＩＮ　ＫＯＲＥＡ２０２５」も決まった。大森は「海外進出というと個人的にはしっくりきていない」としつつ、「大げさに聞こえるかもしれないけど、今のミセスのまま軸足をぶらすことなく自分たちの歌を届けることができるのであればチャレンジしたい」と決意。オフィシャルサイトなどでは５言語での対応も始まり、海外にもＪＡＭ’Ｓの輪を本格的に広げていく。

　２０年に「フェーズ１完結」として活動休止を発表し、２２年３月から「フェーズ２開幕」として活動再開。大躍進を続けてきた。大森は「フェーズ２は終わらない。よりさまざまな形で皆さんにワクワクを届けたい」と誓った。