１４日に亡くなった火野正平さんがレギュラー出演していたＮＨＫＢＳ「にっぽん縦断　こころ旅」の３日放送では、俳優の田中美佐子が代打出演。火野さんが番組で愛用したグッズを身につけて登場したことに、ネットは一時「田中美佐子さん」がトレンド入りした。

　火野さんが体調不良だった頃、番組は仲間の俳優、タレントたちが代打で出演し、視聴者の思い出の場所を自転車で巡っていたが、２日からの放送は田中美佐子が２回目の登場で、三重県を回った。

　３日の放送では「１１月１１日に撮影」とのテロップが入り、まだ火野さんは存命だった時期の撮影。田中は「火野正子として頑張らせて頂きます」と笑顔を見せ、腰には見覚えのある赤い布がぶら下がっていた。田中は「正平ちゃんの（頭に）かけるやつ」だと説明し、番組で火野が頭にかぶっていたバンダナ風の帽子と説明。

　「前回出たときに、正平さんのメガネや帽子をってリクエストがきちゃって」と知り合いから大きな反響があったといい、そのため「スタッフにお願いして、お借りして。共に…ということ」と一緒に旅をするために、スタッフから火野さんの愛用グッズを借りてもらったという。

　稀代のモテ男として名を馳せた火野さんのグッズを身につけたことで「決して妊娠はしません！」と明るくいい、スタッフも爆笑だ。

　もちろん、火野さんのトレードマークでもあった赤い老眼鏡も田中のクビにかかっていた。鼻の部分で半分に分かれる特徴的なメガネで、田中はそれをかけて、視聴者からの手紙を読み上げていた。

　このシーンにネットは胸アツ。「田中美佐子さんええな。火野正子。朝から涙出た」「今週のこころ旅は涙なくして見られない。田中美佐子さんが身につけてくれていた、火野さんのいつものグッズ。あぁ本当に悲しい、寂しい」「田中美佐子さん、こころ旅で火野さんの私物！まさかあのメガネが…」「火野正平が愛用していた帽子メガネと共に旅するのを見て思わず涙出ちゃったんだけど」などの声が上がっていた。

　田中は自身のインスタグラムで、１回目の代打登場時の写真をアップ。１回目は１０月に放送され、田中は火野さんから「美佐子が楽しめばそれでいいんだよ、それを俺は望んでるから」とアドバイスを受けたことをつづっていた。