辻元清美氏、石破総理へ「ふてほど」追及 企業・団体献金問い「まさに不適切にもほどがある」
立憲民主党の辻元清美議員が3日、国会の参院代表質問で、石破茂総理に質問を行った。
辻元議員は「石破総理の所信表明演説に対し、質問いたします」と切り出し、まずは能登半島地震の復旧、復興についての考えを問い、その後も参院選の非公認はどうするのか、政策活動費、103万円の壁、闇バイト事件の政府の対策などの説明を求めた。
また単身世帯が今後、爆発的に増えていくということにも「私もシングルで、一見に強そうに見えますが、親の介護や自分の老後。考えたら大きな不安に襲われるときがあるんです。もっと厳しい環境の人たちの不安はいかばかりか、心が痛みます」と訴え。希望しても家族が持てない人もいるとし、その背景にある不安定な非正規雇用についても尋ねた。
企業・団体献金についても「昨日の本会議で、総理は企業・団体献金を質問された答弁で、何かムッとして答弁されていたように見えるんです」と印象を伝え「5000万円とか何千万円とか企業が自民党に1社が寄付している。これが国民の不信を抱いているんです。それを批判して、その答弁をムッとして答える…」と訴え。そして「これこそ『ふてほど』。不適切にもほどがあるんじゃないですか?皆さん。今日はぜひ、さわやかにお答えいただきたい」と、前日に発表された「新語・流行語大賞」の大賞の「ふてほど」を用いて厳しく切り込んでいた。
これに石破総理は「(企業団体献金は)企業の政治活動の自由に関わることでもあることから、必要性、相当性をよく議論する必要があるものと考えています。我が党としては企業・団体献金自体が不適切とは考えておりません」と答えていた。