倉科カナ 渡辺謙の「仲良くならない」発言に感謝 熊本での撮影は「毎日が勝負で気が抜けなかった」

カメラマンを演じた倉科カナ
カメラマンを演じた倉科カナ(中央)
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 女優の倉科カナが4日、主演するNHK BSのプレミアムドラマ「TRUE COLORS」(2025年1月スタート)のオンライン取材会に出席した。

 倉科が演じるのはファッション業界で活躍する若手写真家の立花海咲。思わぬ目の疾患が原因で挫折を味わい、18年ぶりに故郷の熊本・天草へ戻り、疎遠だった家族、嫌悪感を抱くほど折り合いの悪い継父、かつての親友らとの出会いで折れかけた心が“再生”されていく。

 主人公と同じ熊本出身の倉科は「すごく共通点が多くて、海咲と私が重なっていく感じが面白かった」と、撮影を振り返り、「決められた芝居をする、というより、すごく自由に。本当に、海咲として生きた瞬間を切り取ってくれたと思います」と、作品への手応えを語った。

 渡辺謙が演じた海咲の継父とは「嫌悪感がある」役柄なだけに、台本の読み合わせの際、渡辺から「あまり仲良くならないほうがいいね」と提案されたという。倉科は「普段はすごくフランクに話すんですけど、すごく気にしてくださった。一緒に作品を作っていく、という感じがしました」と、気遣いへの感謝を口にした。

 撮影での苦労を聞かれ、「海咲って出ずっぱりなんです」と笑った倉科。「毎日が勝負みたいな感じで、気が抜けなかった」というが、そんな中で天草で有名なイルカウオッチングに出向くなどして癒やされたという。「天草の空も神秘的で好きで。空とかイルカとかにすごく助けられました」と、懐かしそうに振り返った。

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