唐沢寿明 令和の新たなヒーローに 金融のエキスパート役熱演「これまでにない題材」
俳優の唐沢寿明(61)が、来年1月9日スタートのテレビ朝日系ドラマ「プライベートバンカー」(木曜、後9・00)に主演することが4日、分かった。唐沢の同局系ドラマの主演は、2020年10月期放送の「24 JAPAN」以来4年ぶり。医師、戦国武将などで数々の名演を生み出してきた唐沢が、「資産を守るためならなんでもやる」金融のエキスパートとして、令和の時代に新たなヒーロー像を作り上げる。
これまでにない「マネーサスペンス」を描く今作。唐沢も「これまでにない題材で描くストーリーがとても興味深いなと思いました」と、期待を込めて語った。
唐沢が演じるのは、富裕層を相手に資産管理などの助言を行う金融のプロ「プライベートバンカー」。資産10億円以上の富豪しか相手にせず、過去にも大手証券マンとして国内外でキャリアを積み、業界では伝説となっている人物だ。
一見すると穏やかな紳士だが、非情な一面も持ち合わせており、圧倒的な知識と幅広い人脈を武器に、資産を守るためならなんでもやるというすご腕。決して他人に心の中をのぞかせないミステリアスな人物で、資産7000億円という大富豪から依頼を受け、相続争い、愛人問題、裏金疑惑など、一族の金に関する数々の問題を鮮やかに打ち破っていく。
公開されたビジュアルも謎めいており、膨大な札束をバックに、頭髪の半分以上が白髪に見える唐沢が鋭い眼光で座り、これまでのイメージとは異なる姿を披露。自ら演じる役柄については「秘密主義で、人を操ってどこか楽しんでいるようなところがあり、自分とはかけ離れたキャラクター」だと語った。
劇中には投資、節税、相続など、金融に関するリアルな知識もふんだんに盛り込まれ、学びの面白さも魅力だという。新たな挑戦を前に「面白いものを作れるかどうかが大事」とキッパリ。「『面白いものを作っているな』と思ってもらえる作品にすることが僕らの役目だと思っています」と、役者としてストレートな思いを口にした。