神戸出身歌手・平松愛理「語り部になっていただきたい」震災から30年に対する思い

 会見を行う平松愛理
 会見を行う平松愛理
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 歌手の平松愛理(60)が11日、神戸市役所で自身がプロデュースする阪神・淡路大震災メモリアルライブ「1.17 KOBE MEETING 2025~あれから30年~」(2025年1月17日、兵庫県・神戸煉瓦倉庫 K-wave)の会見を行った。

 神戸出身の平松が、1995年の阪神淡路大震災後、復興支援を目的として開催。当時はツアー中で無事だったが、地元の大切な人たちを亡くし、父親の病院も全壊した。「記憶を風化させたくない」という思いで開催を続け、2020年の25回目を最後としたが、5年ぶりに復活させた。

 コロナ禍、全国各地での自然災害…。無力さを感じるなか、阪神・淡路大震災から30年目を迎える神戸で何かできないかと自問自答して、再びイベントを行う決意をした。「私は被災していないので、歌で伝えることによって、何かを感じていただき、語り部になっていただきたいという思いです」と力を込めた。

 収益金は震災&交通遺児支援施設「神戸レインボーハウス」、「東北レインボーハウス」、「やまもと語りべの会」に寄付される。

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