テレビ東京・田中瞳アナ 報道&バラエティー、いけるところまで二刀流! 結婚も公表し充実一途のエースが語る
テレビ東京の田中瞳アナウンサー(28)が現役の局アナながら出版した、異例のフォト&エッセイ「瞳のまにまに」(講談社)が話題を呼んでいる。11月20日に発売され「こんなこと書いていいのだっけ?と、思いながらも書いたものもある」と等身大の姿で語っている。同9日にはアシスタントを務める「モヤモヤさまぁ~ず2」(土曜、前11・30)で結婚を公表。充実一途の“エースアナ”は同期入社した2人のアナウンサーとの深い絆や、今後のアナウンサーとして目指すべき姿を語った。
看板番組のWBSに加え、人気バラエティー「モヤモヤさまぁ~ず2」の4代目アシスタントを務めるなど“エース格”にまでのしあがった田中瞳アナ。番組内で結婚を公表し注目されているさなかに、人生最初で最後という思いで記したという、ぶっちゃけトーク全開のフォト&エッセイが、局内外から大きな脚光を浴びている。
「気づいたことや、思っていたけど言語化してなかったこと、こんなふうに生きてきたとか普段、悶々と『こんなこと考えているんです』っていうことをつらつらと書いた内容です」。
WBS放送終了後の仕事終わりに、ペンを走らせた。「意外と自分って忙しくしてるんだなって気づかされました」と、時には喫茶店で、人目を気にせず書くことに集中した当時を懐かしそうに振り返る。本の帯を書いてもらうため、さまぁ~ずの2人には先んじて完成した原稿を見てもらった。読書家の三村マサカズからは「すごくいい文章だったな」と連絡をもらい、報われた瞬間でもあった。
執筆にあたり、大事なことに思い至った。同期の絆だ。昨年退社し、フリーとして多方面で活躍している森香澄アナや今年9月に退社し大学院生になった池谷実悠さんとは19年入社の黄金世代。掲載可能な懐かしの写真を募集すると2人からは、競馬研修時の写真やアナウンス部での記念撮影時の写真をすぐに提供してくれた。
「森はテレビでも電車などでも見ない日がないくらい大活躍しているじゃないですか。テレ東時代の入りたての写真を載せられるのは嫌だったりするのかなと思ったんですけど、快くオッケーをしてくれて、うれしかった」
退社した2人について今、思うことを問うと「やっぱり存在は大きかったなと一人になって思いますね。支え合うとかと言うより、どこかで意識し合ってること自体が大切なことだったんだなという気がします」としみじみ。同じ社屋で過ごした日々が心の支えにもなっている。
「東京生まれの東京育ちなので東京でアナウンサーがしたかったんです」と田中アナ。思いが叶い、テレ東に入社して6年目。今後描くアナウンサー像を聞くと「着実に仕事に取り組んで過ごしているだけです。結構、地味な毎日です」と、笑顔で謙虚に答えた。
好きな分野の番組に携われるからこそ、番組に全力投球する。「報道とバラエティー、どちらもやっていきたいというのを一番、希望として伝えて、実現させていただいています。いけるところまで『二刀流』でいきたいというのが私の目標です」。「瞳のまにまに」のタイトル通り、自然体で日々の業務をこなすことに変わりはない。真面目にコツコツと先に広がる世界を追いかけていく。
◇田中瞳(たなか・ひとみ)1996年9月16日生まれ。東京都出身。成城大卒。2016年には「ミス成城大学準グランプリ」を受賞。2019年にテレビ東京に入社。同年8月に「モヤモヤさまぁ~ず2」の4代目アシスタントに就任。同年からWBSに出演し、21年1月からフィールドキャスターを担当。趣味・散歩。ニックネームはひとみん。