NHK大河「光る君へ」15日に最終回 吉高由里子「凜として終わりたかったがダメでした」監督からの花束で涙
女優・吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜、後8・00)が15日に最終回を迎える。平安中期に「源氏物語」を書いた紫式部の半生を描いた作品。このほど取材会に登場した吉高が撮影を振り返った。
23年5月のクランクインから長い時間を走りきった。「休みがなく現場に来るだけでもしんどい時もあったが、(スタッフが)頑張っている姿、盛り上げている姿を見て『よし、私も頑張らないとな』と思った」と感謝。クランクアップの瞬間は涙は見せなかったが、花束を持って来た撮影監督の姿にこらえきれずに落涙。「凜(りん)として終わりたかったがダメでした」と苦笑した。
作中で“ソウルメイト”として描かれた最高権力者・藤原道長を演じた柄本佑(37)への感謝も尽きない。「佑くんが道長で本当に良かった。穏便に見えているところと、恐ろしいところ。それを演じられる俳優さんの近くにいられて良かった」と話した。
左利きの吉高にとって、右手で書くシーンの撮影は苦労したが「顔はブスでも字は美しくと思ってやっていた。クランクアップの時より、セットで最後に書いた日が一番泣いたかも。自分をそぎ落としている感覚だった」と回想していた。