元ＡＫＢ４８でタレントの岡部麟（２８）が１４日、都内で、２０２５年版カレンダーの発売記念イベントを行った。４月に１０年間在籍したＡＫＢ４８を卒業し、環境が変わった今年１年を総括。アイドル人生を振り返りつつ、来年の目標を掲げた。

　今春にアイドルを卒業し、「ＡＫＢにいた１０年間が夢のようだった」と回想。タレントに転身して「マネージャーと私で現場に行くけど、どこか一人で戦っている気分」と心境を明かしつつ、「時間がたくさんできたので、個展に行って、友達とご飯に行く機会も増えた。ＡＫＢの時とは違う幸せがあったと思う」と充実の日々を明かした。

　アイドルから離れて「寂しいか」と記者が質問すると、岡部は「ある」と答えつつ「卒業したタイミングはベスト」と胸を張った。リニューアルされたＡＫＢ４８劇場に足を運んだといい、「皆が発するキラキラを浴びたので、素敵な所にいれたんだと感じた」と尊い時間を噛みしめた。今後は芸術の道を軸に、ドラマやバラエティーなど「オールジャンルで挑戦したい」と燃えていた。

　ファンからの要望に応え、カレンダーを制作。ページをめくる度に華やかな気持ちになるようなデザインを意識した。アイドル時代は毎週のようにイベントでファンと対面していたが、この日は久々の対面。「（ファンに）早く褒めてもらいたい。こんなに褒めてもらえるのは、自分を愛してくれるファンしかいない」と反応を期待していた。