テレビ朝日の三谷紬アナウンサーが１１日放送の同局「永野＆くるまのひっかかりニーチェ」に出演。「めっちゃ、腹立ちます！」とブチ切れる一幕があった。

　番組では、視聴者から寄せられた「オールドバンドＴシャツブームに引っかかりを感じています。そのバンドを１曲も知らないような顔した若者が堂々とＴシャツを着ている姿は、こだわりも自己主張もない人間ですと宣言しているように思います」などという意見を紹介。

　お笑い芸人の永野は「ファッションに疎いんで。だから、分かるんですよね、（意味）分かんなくて着ている人の気持ち」と率直に述べた。

　ところが、三谷アナは「サッカーＴシャツでもはやってるので。街中で９０年代のヴェルディのユニホームとかがはやってて。当時４０００円とかで買えたものが、３万円とかで売ってるんですよ。それを、正直、その選手誰だかわかんないでしょっていう若者がカッコイイでしょっていう形で着てるんですよ」と異議を唱えた。

　永野から「どう思う？」と聞かれると、「めっちゃ、腹立ちます！」と言い放った。

　画面に「※三谷アナは２０年前から『趣味：サッカー観戦』筋金入りのサッカーファンです」とのテロップが表示されるとともに、三谷アナの怒りに火が付いた。

　「何が腹立つかっていうと単純で…。サッカーもそうですし、このバンドＴシャツも、“サッカーを見にきてほしい”“バンドを見にきてほしい”っていう目的がまずあって、おのおのに。それに付随する形でグッズを売っているわけじゃないですか。だからそれを最初に買った人って、絶対に好きな人が着てたわけじゃないですか。でも、このブームに乗っかって高額で転売していることが、まずひとつ腹が立つ！」と一気にまくし立てた。

　続けて「２つ目は、ファンになってほしいと思ってＴシャツを売っているわけじゃないですか。目的が違うんですよ。古着ブームがはやっているのは分かります。グッチの昔のビンテージのものがすごく高値で売られているのは、そもそもアパレル会社っていうのは洋服を売る目的でやっているから、それが転売されるのもいずれはあるだろうなっていう考えでやっているわけじゃないですか。でもヴェルディもニルヴァーナもいずれ高値で売られるだろうなと思って作ってないと思うんですよね。むしろ自分たちを応援してほしいっていう気持ちでＴシャツを作ってるわけじゃないですか」と立て板に水のごとく一気に話すと、「それを高額転売するのは、腹が立つ！」と大声を張り上げてスタジオをあ然とさせていた。