小倉智昭さん「医者が勧める標準治療を受けていたら」の後悔、とくダネ盟友が伝える 当初は「民間療法」で温存
9日に77歳で亡くなったキャスター小倉智昭さんの葬儀が執り行われたと、16日、所属事務所が公式サイトで報告した。小倉さんが長年司会を務めたフジテレビ「とくダネ!」でリポーターを務めたフリーアナウンサー・大村正樹(57)は同日、カンテレ(関西テレビ)「旬感LIVE とれたてっ!」にリモート出演。小倉さんから託されたメッセージを伝えた。
小倉さんは2016年5月、膀胱がんを公表。当初は膀胱を温存しながら完治を目指し、免疫療法を受けるなどした。しかし18年、大量の血尿が出たため同年11月末に膀胱の全摘手術を受けた。21年には肺に、23年には腎臓への転移が見つかり、その後も腰椎、骨盤、髄膜などに転移。12月4日、医師から治療の手だてがないことを告げられ、愛する自宅に戻り、4日後に亡くなった。
大村は「16年春に(がんを)宣告され、セカンドオピニオンまで受けて、それ以外の治療を選んで…民間療法という形で随分お金を投じた。それによって2年半遠回りをしたことを…本人は『やっぱりお医者さんの言う(勧める)治療、標準治療を受けていたら、俺の人生変わったかも』と話されていた。『何かあったら大村の口から伝えてくれ』と」と、小倉さんから託されたメッセージを伝えた。