M-1初決勝のダイタク 刷新した審査員に言及「松本さんいないのがどう影響するか」
双子お笑いコンビ・ダイタクが18日、都内で、来年2月20日に開催する主催ライブ「ダイタクの伝家の宝刀」(東京・有楽町よみうりホール)の取材会に出席した。
22日には、ラストイヤーにして初めて決勝にまで勝ち進んだテレビ朝日系で放送の「M-1グランプリ 2024」が控えているが、兄の吉本大は「せっかくM-1決勝に行く機会があったんで、どういう結果になるか分からないけど多少の知名度を持って望めるなら全国を回りたい」と願望を口にし「それの足掛かりになれば」と期待を込めた。
決戦まで残り5日を切ったが、現在の心境を大も弟の吉本拓もそろって「そんなに実感はない」と回答。大は「当日現場に入ったら実感が湧くのかなって感じ」と続けた。今回は審査委員長を務めていたダウンタウン・松本人志をはじめ、一部審査員も刷新。人数も7人から9人に増加した。大は「松本さんがいないのがどんな形に影響するのかなっていうのは正直思ってて」といい、「若林(正恭)さんとか、山内(健司)さんとか、チャンピオンじゃない方も審査されるってことで僕は楽しみ」と率直に心境を吐露。拓も「松本さんがいなくて寂しいみたいなのはあるけど、現役でやられてる方にどう評価してもらえるか楽しみ」と共感した。
ネタ順についても触れ、トップバッターは避けたいと思うコンビが多い中、拓は「全然トップバッターでもOK」とケロリ。大も「もうどうせうまくいこうがいかないが、ラストイヤーで出ることがないので」と開き直ってる様子で、「M-1は本当に精神すり減らすだけなんで、出ないに越したことはない」と苦笑した。
その上で、他の決勝進出者を大は「今年は皆まじで面白いっていうか、それぞれの武器がはっきり分かれてて、すごい面白い大会になる」と分析。拓は「順番次第では神回だし、順番次第ではとんでもない大会になる。本当におみくじ次第で誰でも再会はありえるし、優勝もある」と続けた。
これまでの挑戦を振り返り大は、常に期待をされ続けた中、決勝まで進めずにいたことに「焦りとか不安もあった」とし、「M-1は考えてないふりをしてた。じゃないと精神安定できない」と説明。「そんな気持ちでやって、今年行けて本当にほっとした」と安どの表情を浮かべた。
拓も決勝進出の喜びはひとしおだとしながら「自分より期待したり応援してくれる人が喜んでるのが本当にうれしかった」と笑顔。「だから恩返しの場所ですね」と当日に全力をぶつけ、有終の美を飾るつもりだ。