高橋洋一氏「財務省の悪辣手口」を推察「国民民主以外のキャスティングボート」浮上する政党「結構チョロいから」
元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が18日、YouTubeチャンネルを更新。国民民主党が政策と掲げる「103万円の壁」引き上げに対抗する、財務省の「悪辣な手口」を推察した。
3党協議で、自民党の宮沢洋一税調会長は「123万円」を提示。国民民主の玉木雄一郎氏は「話にならない」と怒り心頭だ。
高橋氏は宮沢氏および財務省が突きつけてくるであろう、今後の展開を「玉木さんや国民民主が予算に賛成しなくても、維新に賛成してもらうと、予算案は通る。キャスティングボートは国民民主が握ってるんじゃないよ。維新も握ってるよ。最悪、立憲も握ってるよ」と予算案を通す選択肢は国民民主以外にもあると語った。
中でも日本維新の会は「補正予算のときも明らかだったけど、教育の無償化。これは結構簡単にできる。あんまり財源いらないし。前原さんのところは口約束で結構、補正予算に賛成したでしょ。口約束で賛成したのは結構チョロいから。『教育の無償化の検討をこれから始めましょう』っていうくらいでやる可能性はある。玉木さんの178万円の件も『検討』。これで先送りして、とりあえずの予算は作れる」と話した。
国民民主については「キャスティングボートを握っているという状況は前原維新が出てきたことによって、徐々に変化があるんじゃないかなと思う」とし、「厳しい状況に追い込まれているんだと思う」と予測した。
国政維新で吉村洋文大阪府知事と共同代表になった前原誠司氏について、「元国民民主で、玉木さんと代表選を争って、その後出ちゃった人だから、どんな関係かは想像がつくでしょっていうこと」と微妙な関係性であることを示唆した。