25年戦後80年 ワッキー「風化させてはいけない」浅香唯「気持ち入れて演じたい」 3月に「特攻の母」の半生を描く舞台

 お笑いコンビ・ペナルティのワッキー(52)がこのほど、都内で行われた、プロデューサーも務める出演舞台「MOTHER マザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~」(来年3月19~23日、東京・新国立劇場 小劇場)の取材会に主演の浅香唯(55)と出席した。

 今作は特攻隊員達から“母”と慕われ、戦後「特攻の母」と呼ばれた実在の人物・鳥濱トメの半生を描く。13年から出演を続けるワッキーは、来年が戦後80年となることを踏まえ「絶対に風化させてはいけないという強い思いでやってきた」と熱弁した。

 浅香は今回が3度目の鳥濱トメ役。「前回は舞台上で泣いちゃった」といい「泣いちゃうとセリフが言えなくなるというとんでもない事態に陥ってしまうので、気持ちを入れながらもしっかり演じたい」と意気込んだ。

 また、ともに85年デビューの盟友で、6日に亡くなった中山美穂さんについても言及。「いつまでも忘れないでいようねっていうことと、彼女の分も前向きに皆で行こうねっていうことはこの舞台に限らず、この先もずっと変わらず、同じかなと思う」としのびつつ、前を向いた。

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