「M-1」2連覇の令和ロマン 次回大会出場に言及 賞金1000万はくるまがケムリに全て譲渡「大損する所でした」
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」の決勝戦が22日、都内で開催され結成6年の前年王者・令和ロマンが20代目王者に輝き、大会初の2連覇を成し遂げた。史上最多エントリーとなる10330組の頂点に立ち、再度賞金1000万円を獲得。前回「次も出ます」と宣言した高比良くるまは、前人未到の3連覇に注目が集まる次回大会の出場へ含みを持たせて言及した。
“王座防衛”の瞬間、くるまは安堵の表情で「去年の倍うれしいです!まじでうれしい」と絶叫。一方の松井ケムリは「悔いなくやれました!もう出たくないです!」と達成感とともに本音を吐露し、笑いを誘った。
審査員を務めたアンタッチャブル・柴田英嗣から「出たくないって言ってるけど、何連覇するか楽しみ」とさらなる期待をかけられ、前人未到の“3連覇”にも注目が集まるが、次回大会出場についてくるまは「果たしてどうなんでしょうか」と不敵な笑み。「ラストイヤーまで後8年あるんでいつ出てくるんだろうって恐怖で“市民”をおびえ上がらせたい」と冗談交じりに語った。一方のケムリは嫌々ながら「くるま君が出るって言ったら出ます」と続いた。
また、前回優勝時は賞金1000万円をケムリがくるまへ全て譲ったことが話題となったが、今回の賞金についてケムリは「今年は僕がいただけるということで。くるまが全部くれた」と説明。「なんとかとんとんにすることができました。大損する所でした。本当によかった」と苦笑で続けた。