俳優の神尾楓珠（２５）が２４日、都内で行われた、ボートレースの２０２５年新ＣＭシリーズ「だれもが躍動する、スポーツ」の発表会に、俳優の前田旺志郎（２４）、女優の江口のりこ（４４）、元ＩＺ＊ＯＮＥの矢吹奈子（２３）と出席した。

　性別も年齢も関係なく、誰もが頂点を目指せるボートレースの世界で抱くそれぞれの“想い”を人間ドラマで描く新シリーズ。歌舞伎俳優の中村獅童（５２）演じるシドウに弟子入りし、トップレーサーとなったカミオを演じる神尾は、５年目の集大成となるＣＭシリーズを「（演じた）５年という期間はあっという間だったけど、すごく濃い時間だった。カミオの成長している姿、ボートレース界を背負って立っていく姿をぜひ見てもらえたら」と力強くアピールした。新シリーズでは、前田に加え、俳優の笹野高史（７６）が７０代にしてなお活躍を続ける現役最年長レーサー・ササノ役として参戦。神尾は「技術で戦えるボートレースだからこそ、笹野さんと同じ世界線で戦うことができたと思う。とても新鮮でした」と、ボートレースならではの魅力に心を躍らせていた。

　新シリーズ第１話では、前田演じる新人レーサー・オウシロウから弟子入りをせがまれる立場に。２０２１年公開の映画「彼女が好きなものは」で同級生役で共演するなど、プライベートでも親交の深い前田に対し神尾は「弟子入りされる側は気持ちよかったです」とまんざらでもない様子。一方、前田は「僕はちょっと最初、抵抗というか。『神尾さん』って呼んだことがなかったので、ちょっと癪（しゃく）でしたね」と苦笑いだった。以前からボートレースのＣＭに憧れを抱いていたという前田。ＣＭ出演が実り「プロペラの調整など、技術とレースの両方を兼ね備えてないと勝てない。だからこそ、練習せずに才能だけで勝てることがほとんどないんです」と、早速ボート愛を爆発させていた。

　この日、笹野は体調不良、獅童は公演中のため欠席となった。新シリーズの第１話は来年１月１日に公開される。