NHK紅白、星野源の楽曲「地獄でなぜ悪い」を変更 「NHKも性加害は決して許さない姿勢は言うまでもない」
NHKは26日、大晦日の「第75回NHK紅白歌合戦」での星野源の楽曲を変更すると発表した。
星野は当初「地獄でなぜ悪い」を歌唱予定だったが、「ばらばら」に変更する。
「地獄でなぜ悪い」は、星野も出演した映画「地獄でなぜ悪い」の主題歌だが、この映画の監督が園子温氏。園氏はここ数年、性加害問題が報道されていたことから、この楽曲に決まった直後から、一部でこの選曲を疑問視する声もあがっていた。
NHKは紅白公式HPで曲目変更の文書を発表した。
【以下、全文】
12月23日に行った「第75回NHK紅白歌合戦」の曲目発表以降、星野 源さんが歌唱する「地獄でなぜ悪い」に関して、さまざまなご意見をいただいております。
私たち制作チームは、今回のテーマである「あなたへの歌」のもと、この楽曲に込められた思いやメッセージを、テレビをご覧になる「あなた」へお届けすることで、今さまざまな時間を過ごしている人たちを勇気づけたい、という思いから、楽曲の選定を行い、オファーしました。
なお、アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません。
しかし、曲目発表後の反響を受け、あらためて紅白制作チームとアーティストサイドで協議を行い、番組全体の構成や演出面などから判断し、星野源さんの歌唱曲を、デビューアルバムに収録されている『ばらばら』に変更することを決定しました。
ぜひ、紅白制作チームならびに星野源さんが思いを込めたパフォーマンスにご期待ください。