宙組トップ芹香斗亜 本拠地サヨナラ開幕「宝塚歌劇111周年の1月1日に舞台に立て、この上ない幸せ」
宝塚歌劇団宙組トップスター芹香斗亜(せりか・とあ)の退団公演「宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzl」が1日、本拠地・宝塚大劇場で初日を迎えた。
芹香は終演後、「2025年の始まり、そして宝塚歌劇111周年の1月1日という、この素晴らしい日に舞台に立つことができ、この上ない幸せを感じております」とあいさつ。「そして、それ以上に、元日より劇場に足をお運びくださった皆さまに心より感謝の気持ちで一杯でございます」と会場に詰めかけたファンに感謝した。
ショーは「宝塚歌劇百十周年紀念奉舞」と銘打たれ、宝塚の日本物の素晴らしさをうたったもの。芹香は藤原定家に扮(ふん)し、宝塚ならではの日本物の美を舞い踊った。芝居は1950年代のハリウッドを舞台に、したハートフルなコメディー。正月らしい明るい作品。「豪華で美しい日本物レビュー、そして、温かいおしゃれなオリジナルミュージカル。この両作品で宝塚歌劇でしか味わえない夢の時間を、皆さまに堪能していただきたいと思っております」と笑顔を見せた。
そして「2025年が皆さまにとりまして素晴らしい1年となりますように、そして、本年も宝塚歌劇をどうぞよろしくお願いいたします」と深々と頭を下げた。
宝塚大劇場は2月2日まで。東京宝塚劇場は3月15日~4月27日。