ＳＴＡＲＴＯ　ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴのジュニアによる公演「ＳＨＯＷｂｉｚ　２０２５」が５日、東京・有明アリーナで開幕した。人気グループのＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓ、美　少年、関西からＬｉｌ　かんさいらのメンバーが集結し、総勢９０人が“大シャッフル”されたステージで、事務所の歴代先輩の楽曲を熱唱。歴史と伝統を継承しながら、新たな時代を切り開くという覚悟の「ＳＨＯＷ」を見せた。

　騒然とした中で開幕した。「さよならとこんにちはを繰り返しながら僕たちは歩き続ける」。ジュニアたちの登場前にスクリーンに表示されたメッセージにファンはどよめいた。その後、登場した美　少年・浮所飛貴（２２）が「すてきな１年になりますように、僕たちが今できる最高のパフォーマンスを皆さんにお見せします」と宣言した。

　今回はＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓや美　少年らジュニア内の既存ユニットでのパフォーマンスではなく、この公演のためのメンバーとセットリストが組まれた。最年少８歳、平均年齢１７・２歳というジュニア総勢９０人が事務所の誇る数々の名曲を披露していった。

　少年隊の「かがやきの日々」や「Ｉｔ’ｓ　ＳＨＯＷＢＩＺ！！」から最新のデビューグループ・Ａぇ！　ｇｒｏｕｐの「Ｆｉｒｅｂｉｒｄ」などを熱唱。少年忍者・川﨑皇輝（２２）が「先輩たちが残した多くの名曲をいつもとは違った選曲で皆さんにお見せしたい」と意気込み、美　少年・岩﨑大昇（２２）は「デビューされた先輩方の素晴らしいパフォーマンス、それに負けないように」と気持ちを込めた。

　終盤の「ＡＬＬ　ＳＴＡＲＳ　ＩｓＬＡＮＤ」では事務所名物でもあったメンバーが枠の中で踊る“ジュニアマンション”も披露。Ｌｉｌ　かんさい・嶋﨑斗亜（２１）が「最高のＳＨＯＷをお届けする」と誓ったように圧巻の踊りで会場を魅了した。

　この日は、終始着席スタイルでの観賞だったが、「プリマヴェラ～灼熱の女神～」を歌い終わるとメンバーは客席に起立を促した。続けて歌唱した「Ｇｏｏｄｂｙｅ＆Ｈｅｌｌｏ～Ｒｅｐｒｉｓｅ～」ではファンは総立ちに。会場一体となって“大シャッフルショー”を締めくくった。

　歴史や伝統を継承しつつ、新たな時代を切り開く意志を示した全３９曲のパフォーマンス。７　ＭＥＮ　侍・菅田琳寧（２６）は「日々、成長し続ける僕たちの姿を最後まで見守ってください」と思いを伝えた。