漫談家の綾小路きみまろが８日、フジテレビ系「ぽかぽか」で、昔、不義理をしてしまった超大物歌手の名前をあげ「申し訳ありませんでした」と謝罪した。

　きみまろは「今だから謝りたい人がいる」とし、大物演歌歌手の森進一の名を挙げた。

　「森進一さんは１０年司会でお世話になった」というが、ある日突然、森に何も言わずに「次の営業先から突然行かなくなった」と、無断欠勤し、そのままフェードアウトしてしまったという。「常識的には森さんの所へ行って、こういう事情で辞めたい、というのが本当ですが、私はそのままいなくなった」と反省。それから「きちんと謝っていない」という。

　当時は「４０歳ぐらいの頃」だったといい「辞めるってどうしても言えなかった。森さんも次の司会者を考えないといけないとか、いろいろな事を考えて自分がおかしくなっちゃって」と精神状態が不安定だったと振り返った。

　きちんと謝れていないのは３０年以上たった今も「引きずっている」と後悔。番組では、そんなきみまろのために、森自身にコメントをもらっていた。

　森は「辞めるとは聞いていなかったので、当日新幹線で、スタッフから『きみまろさんは辞められるので今日はきません』と聞いて、びっくりしました。きみまろさんは素晴らしい才能の持ち主です。これからもたくさんの人たちを笑わせてください」とのコメントを番組に寄せ、読み上げた山本賢太アナは「…ということで、森進一さんは怒ってないということで」と締めくくった。

　だがハライチ岩井勇気と神田愛花は「『びっくりしました』『すごい才能の持ち主』…。間がなくないですか？」とツッコミ。きみまろは「肩の荷が下りました」と一人で完結しようとしていたが、岩井は「俺と神田さんの間では（まだ森は）怒ってる」などとコメント。きみまろは「私は怒ってないと感じました」と必死に否定するも「本当に申し訳ありませんでした」と画面越しに改めて森に謝罪していた。