尹大統領夫人に修士論文盗作疑惑が浮上 大学側「暫定的に盗作」と 現地複数メディア報じる

 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル=64)大統領夫人の金建希氏(キム・ゴンヒ=52)に大学修士論文の盗作疑惑が浮上した。最近、調査結果が出たとして、大学側が調査結果を金氏に通知したことが明らかになったと8日、世界日報をはじめ複数の現地メディアが報じた。大学側は、金氏の提出した修士論文を、「暫定的に盗作」と結論付けたという。

 記事によると金氏は99年、淑明女子大学教育大学院在学時、美術教育学修士論文として「パウル・クレーの絵画の特性に関する研究」を提出。尹氏が大統領候補だった21年末に、突然、卒業生による団体・淑明女子大学民主同窓会によって、盗作疑惑が提起されたという。大学側は、22年2月に予備調査へ乗り出し、同年12月に本調査に着手。規定上、予備調査結果承認後、30日以内に本調査を開始し、開始日から90日以内に完了しなければならないのだが、大学側は予備調査機関を含めて、なぜか不自然に、3年近く結論を先延ばしにしていた。結論を先延ばしにしていた理由は明らかにされていない。

 日本の倫理委員会にあたる淑明女子大学研究倫理真正性委員は昨年12月末、調査結果を金氏へ通知。金氏に異議がある場合、2月末までに異議申し立てができると説明した。大学関係者は「(金氏から)異議申し立てがあれば、委員会が会議を開き、なければそのまま(盗作として)確定する」とし「異議提起結果などを考慮して、制裁を要請する」と伝えた。

 金氏は19年のインスタグラムでは、勉強机のような場所でインタビューを受けている写真もアップしている。

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