宝塚 星組娘役・小桜ほのかが8月に専科へ異動
宝塚歌劇団は9日、星組の娘役・小桜ほのかが8月11日付で専科に異動すると発表した。異動後、最初に出演する公演は未定。
小桜は東京都出身。2013年4月『ベルサイユのばら』で初舞台を踏んだ。芝居巧者で歌の得意な娘役として頭角を現し、16年の「桜華に舞え」で、新人公演初ヒロイン。17年の「スカーレット ピンパーネル」ではエトワールに。20年のドラマシティ公演「シラノ・ド・ベルジュラック」では宝塚の顔として活躍していた専科の轟悠の相手役に抜擢。22年の「ベアタ・ベアトリクス」でバウホール公演初ヒロイン。24年の東急シアターオーブ公演「BIG FISH」では、トップスター・礼真琴の相手役として詩ちづるWヒロインに。可憐な娘役から、主人公の不倫相手、悪逆卑劣上流夫人まで、カメレオンのように、雰囲気を変えて演じてきた。
近年、小桜のような学年での娘役の専科異動は少ない。トップ娘役の一時的な異動をのぞいては、19年に星組の星蘭ひとみが、映像を中心に活躍するために異動しただけとなっている。
現在の専科は14人。凪七瑠海が退団公演中で、水美舞斗が宙組へ、瀬央ゆりあが雪組に組替えが発表されている。専科では小桜が最年少となる。