サエキけんぞう、命日にデヴィッド・ボウイの魅力を「ボウイはわれわれの楽しみのために、話の種を増やしてくれてる」

 トークイベントを行ったサエキけんぞう
 トークイベントを行ったサエキけんぞう(左)とMCの汐月しゅう
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 パール兄弟やハルメンズといったバンド活動で知られ、作詞家、文筆家でもあるサエキけんぞう(66)が、2016年に死去したデヴィッド・ボウイの命日(現地時間10日)である11日、東京・池袋シネマ・ロサでドキュメンタリー「デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で」のトークイベントを行った。

 「ずっとボウイのことを調べています」といい、ボウイ没後は自身のイベントでボウイを取り上げてきたサエキは「ボウイって本当に面白い。要するにボウイが好きなのは、こうやって話は尽きないわけ。デヴィッド・ボウイという人はわれわれの楽しみのために、(ローリング・)ストーンズもそうですけど、たくさんのスキャンダルとかね、たくさん変身することによりまた話の種を増やしてくれてるわけ」とボウイの魅力を主張。

 「だからこうしていつまででもデヴィッド・ボウイのことを愛していれば、こういう映画を見たりして、ああそうかこうだったって、種明かしも含まれていますから楽しめるんで」と、ボウイを追いかけ続けることの楽しさを語った。

 また、ボウイの初期の活動について、ボウイのバンド「スパイダーズ・フロム・マーズ」のメンバーであるウッディ・ウッドマンゼイやトレヴァー・ボルダー、ボウイの当時の妻のアンジーといったゆかりの人々が語った本作について「すごくパートパートでわれわれを刺してくる内容なんですね。断片的だが、しかしグッとくるタイプの内容なんです。ヒントだけを残して終わる役割なんですよ」と解説。

 「このアンジーは相当味わい深いものであるし、トレヴァー・ボルダーとウッドマンゼイのニュアンスというのも、なかなかグッとくるというかね」と、登場人物たちの証言の面白さに触れることを勧めた。

 イベントの最後には「デヴィッド・ボウイは本当に僕らを楽しませてくれる。ものすごい才能で人生を駆け抜けて、その作品を享受することは尽きない魅力がございます」と改めて訴えていた。

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