中居正広の女性トラブル 膳場アナ「取材を続けていく」ジャーナリスト・浜田敬子氏「事なかれ主義」「反省が生かされているのか」
TBS「サンデーモーニング」が12日放送され、週刊誌などで女性トラブルが報じられ、声明を発表した中居正広について膳場貴子アナウンサーらが言及した。
一連の経緯を取り上げるとともに膳場アナは「私たちJNNはこの件について取材を続け、当事者の女性の人権、プライバシーや示談となっている点に十分に配慮した上で、報じるべき事実があれば報じていきます」と説明。
元AERA編集長でジャーナリストの浜田敬子氏は、いくつかの問題点を挙げた。
中居の声明内で「なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」とあったことを受け「中居氏の発言をみると、示談金を払っているから芸能活動は続けられるんだと読めるわけです。ただ、当事者間でいくら合意していても、片方の被害を受けた女性が傷ついている状況だと報じられています。そういう状況でそもそもテレビに出続けていいのかというのが一点」と解説。
続けて「もうひとつ、フジテレビはこの事件の概要を知っているわけですよね。きちんと調査をして、中居氏を起用することについて議論をし尽くしたのか。その問題もあると思います」と指摘した。
そして「もうひとつは、この問題が週刊誌報道で明らかとなって以降、フジを始め民放各局は説明をせず、中居氏の出演をカットしたり、番組を差し替えている。なぜ差し替えているのか説明もなくするのは私はおかしいと思う。少なくとも調査をしました、議論をしましたという説明なしで、事なかれ主義のようにやってしまうことに非常に問題を感じていて、メディア界全体がジャニーズ問題に直面をして検証したはずなんですよね。その反省が生かされているのかと感じました」と語った。
浜田氏の発言を受け、膳場アナは「取材を続けてまいりたいと思っています」と締めくくった。