１１年に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「カーネーション」が１１日、再放送され、本放送当時に視聴者を熱狂させた「おいも…」回が再びネットを沸かせた。

　いよいよ北村（ほっしゃん）が経営する北村商会の開店が迫り、開店までの店の指導を任された糸子（尾野真千子）は、とにかく開店日までは余計なことを考えず、店を何がなんでも成功させると心に決める。そしてもし、きちんと開店させることができたら「一つだけ自分に許す。自分の気持ちにけりをつける」と考えていた。

　そしてついに開店の日の朝を迎え、糸子は白のブラウスに紺のフレアスカートを着て開店前の北村商会に行く。そこには徹夜で店の準備をしていた周防（綾野剛）がいた。

　糸子は桜の咲いた木の枝を周防に渡し「無事開店、おめでとうございます」と祝福。周防は糸子の服装に気づき「よう似合っとっとですよ」と笑顔を見せる。

　糸子は「周防さん。うちは今日でしまいです。最後に言わせてください。好きでした。ほんだけです。さいなら」と意を決して告白し、部屋を出ようとする。驚いた周防だったが、思わず糸子の腕をつかみ、引き寄せ「おいもです…」と言ってしまう。

　「おいも、好いとっと」といって糸子を抱きしめる周防。だがこの一連のやり取りを、北村がドアの向こうで聞いてしまっていた…。

　周防は妻子がいることから、本放送当時も、朝ドラヒロインが不倫か？と話題になった回。ファンの間では「おいも回」と呼ばれ、「カーネーション」の中でも屈指も人気回でもある。

　再放送、そして１２日は一週間の総集編が放送され、ネットでも話題に。「好きでした　おいも好いと回　たまらんっ　糸ちゃん、周防さん、北村の関係性がとてもきゅんきゅんする」「神回やったなぁ　おいもの回」「伝説のおいも回」「伝説のおいも回　糸ちゃんのここぞ！の洋服！美しすぎる！セリフも画面も。。。」「伝説のおいも回　周防さんと糸子が愛おしくて堪らない」「かの有名な、おいもの回を観られて幸せです。凄い破壊力…」などの声が上がっていた。