ゆたぼん、KO負けでボクシング初勝利ならずも継続意欲「大学でもアマチュアやりたい」週6日ジム通いで練習中「まずは1勝を」
「ボクシング・井上尚弥杯ジュニア・チャンピオンズリーグ国際親善大会」(12日、後楽園ホール)
YouTuberのゆたぼんこと、中村逞珂(ゆたか、16)=オキナワ=が、ボクシング公式戦2戦目に臨んだ。U18男子バンタム級で小柳津聖凪(駿河)と対戦し、3回12秒TKO負け。公式戦2戦2敗で初勝利はならなかったが、「悔しいですね。この悔しさをバネにもっともっと強くなろうと思いました」と今後の競技継続に意欲を示した。
ゆたぼんは元不登校ユーチューバーで「少年革命家」として知られている。ボクシングは中学1年時から始め、現在は通信制高校に通いながら、オキナワボクシングジムで週6日、毎日2時間汗を流しているという。YouTube等では多様な人生のあり方を自分なりに発信してきたが、「ボクシングは本当に楽しいと思えるからできている。楽しくなかったら絶対にやってない。全部そうですけど、YouTubeも楽しくないって思ったら辞めていると思うので。(ボクシングは)1番の趣味というか、自分の1番好きなものです」と目を輝かせた。
現在は高校1年。今後の競技キャリアについては「まだプロになるか、どうするかを考えているが、(当面は)アマチュアボクシングとしてやっていきたいと思っていて、大学でもアマチュアをやろうかなと見据えて、今は考えている。この先の人生をどうするか、自分でも考えながらやっていこうと思ってます」と明かした。
この日は第1回井上尚弥杯にエントリー。応募したライトフライ級の相手がいないため、バンタム級に合わせて臨んだものの、パワー差を攻略できず、3度のスタンディングダウンを奪われてTKO負けとなった。ただ、後楽園ホールのリングに立ち、「結構見られている感じがあったので、脚が動かなかった。緊張しました」と感慨深げ。「本当に勝ちたいですね。もっともっと練習して強くなっていくので。(目標は)まずは1勝ですね」と声を弾ませた。