魅せた!「KinKi Kids」で最後のドームツアー 「DOMOTO」改名生報告 光一「今までの曲も大事に」
人気デュオ・KinKi Kidsが12日、東京ドームでライブツアー「KinKi Kids Concert 2024-2025 DOMOTO」の東京公演初日を迎えた。デビュー曲である「硝子の少年」から、冬の定番曲やヒット曲がめじろ押しとなった珠玉のセットリストで全20曲を熱唱。年末年始の生配信で発表した「DOMOTO」への改名についても、改めてファンに報告した。
圧巻の2人、最高の2人は今年も健在だった。デビュー当時の衣装をオマージュした白い衣装を身にまとい、舞台上空15メートルの高さから登場。超満員の5万5000人を夢空間へと誘った。
刻んできた足跡が集約されていた。「硝子の少年」から、最新シングル「シュレーディンガー」まで、ヒット曲を次々と披露。デビュー翌年の98年から続く東京ドーム公演は、ツアー最終日の13日終了時点で、自身の持つ「単独アーティストによる東京ドーム最多公演数」の記録を更新する68回を数え、総動員数は374万3000人に達する。この日も後輩グループのふぉ~ゆ~を筆頭に、ダンサー陣など総勢49人が舞台に出演。慣れ親しんだ巨大空間を2人の世界観で染め上げた。
昨年大みそかに、京セラドーム大阪でのツアー初日で報告し、その後の生配信で発表した「DOMOTO」への改名もあらためて言及。堂本光一(46)は「前から話していたことです。新たに2人のファンクラブも作ることになって、皆さんに安心して応援してもらえる環境を整えたい。今までの曲も大事に歌っていきたい」と語った。
KinKi Kids名義としては、最後のドームツアー。ただ、2人はどこまでも自然体だった。MCパートではファッションや、リニューアルされた東京ドームの楽屋、後輩へのお年玉についての話題など、軽妙な掛け合いで会場を沸かせた。堂本剛(45)の「ねえ、何の話しているの?」とツッコミに、光一は「いや~楽しいねぇ」としみじみ。飾らない言葉でファンの心を温めた。
終盤のあいさつで光一は「いつものようにこうしてコンサートを開催できて、スタッフに、来てくれた皆さんに感謝します」、剛は「こうして皆さんにつないでもらった愛をつないでいきたい」とそれぞれ語った。グループ名が変わっても、2人は変わらずファンの心を震わせていく。
◇堂本光一(どうもと・こういち)1979年1月1日生まれ。兵庫県出身。00年から主演を務めたミュージカルシリーズ「Endless SHOCK」は、昨年11月に大千秋楽を迎えた。20年には史上最年少で菊田一夫演劇大賞を受賞した。B型。
◇堂本剛(どうもと・つよし)1979年4月10日生まれ。奈良県出身。95年に日本テレビ系ドラマ金田一少年の事件簿で主演。02年5月にシングル「街」を発売しソロデビュー。作詞作曲も手がけ、書道などのアーティスティックな才能も持つ。AB型。