第８２回ゴールデン・グローブ賞で最多４冠を達成したディズニープラスで配信中のドラマ「ＳＨＯＧＵＮ　将軍」に出演した俳優・浅野忠信が１３日、都内で行われた「ゴールデングローブ賞４冠受賞記念緊急会見」に出席。日本人俳優として初の助演男優賞を受賞した喜びなどを語った。

　登場から笑みを隠せない様子の浅野は「とてもうれしいです！」と率直に吐露。輝くトロフィーを掲げて「今もその喜びが続いて。記者会見もやらせていただけて、本当に感謝しております」と再び感情を爆発させた。

　日本時間６日に米ロサンゼルスで行われた授賞式で自身の名前が呼ばれた瞬間について問われると、「第７６回エミー賞」では受賞を逃したことを回想し「あの時はもちろん（賞を）取りたいと思ったし取れなかった時にものすごく悔しかった」と説明。「妻に聞けば分かるけどずっとふてくされてた。毎日文句言ってた」と苦笑で告白した。

　ゴールデングローブ賞の授賞式当日も「行く寸前まで『俺は行かねえ！』って。それぐらい取り乱してた」と苦笑。だが自身と同じく受賞候補として名を連ねた名優、ハリソン・フォードが「救いだった」という。

　「子供の頃に『インディ・ジョーンズ』とか『スター・ウォーズ』とか見たり、世代ですから。ハリソン・フォードさんと同じところに自分の名前がある。もうこれだけでいいんだと。もうハリソンさんが獲ってくれさえすればと思ったら、僕の名前が出た。『すいませんハリソンさんって思っちゃった』」とユニークに回想。「あそこにスターの方々がいたから、僕の名前が出たんだって感動した」と話した。

　また主演の真田広之についても触れ、「僕が取り乱してるのは真田さんが一番分かってたから、『（授賞式に）来て良かっただろ？』って言われました」と笑顔で明かしていた。