NewJeansから「専属契約解除宣言」受けた事務所 独自行動を阻止する措置を裁判所へ申請 広告契約締結差し止め要求

 NewJeansが昨年11月に、専属契約解除を宣言した芸能プロダクションのアドアが、NewJeansの広告契約締結差し止めを求める、仮処分を申請したと13日、ハンギョレをはじめ複数の地元メディアが報じた。これは、NewJeansが現在もアドアの所属アーティストであることを強調すると同時に、独自の活動を阻止する戦略とみられる。

 アドアはこの日、各種メディアに「先週、NewJeansメンバーを相手取り、ソウル中央地方裁判所へ『プロダクションの地位保全および、広告契約締結などの差し止め仮処分』を申請した」と明かしたという。

 同社は「今回の仮処分は、昨年12月3日に同裁判所へ提出した、専属契約有効確認訴訟の確定判決が出るまで、(アドアが)専属契約の地位にあることを認められているものとし、アドアの承認や同意なく、NewJeansが独自に広告契約や、その活動をすることを防止するためのもの」と説明した。

 また「広告主など、第三者への混乱と被害が、発生することを防ぐための決定」と主張。「5人の独自行動による、市場と業界の混乱が続けば、アドア唯一のアーティストである、NewJeansのブランド価値下落が不可避であり、結果的に、アドアがプロダクションとしての競争力を失い、経営危機に陥ることになる」「数年後、専属契約が有効だという本案判決が出ても、その時はすでにイメージ回復は不可能という判断も、反映した」と付け加えた。

 NewJeansメンバーは業界内で、広告収益の割合が非常に高いことで知られている。昨年末のギャラップ調査で、NewJeansは「韓国人が好きな歌手」1位に選ばれたり、各種広告大賞に選ばれたりするなど、人気は維持。そのため、広告主にとってNewJeansは、変わらず魅力的なモデルなのだ。

 今回のアドアの措置を巡り、NewJeansは「弾圧されている」と、専属契約解除の妥当性をより強く主張する可能性がある。アドアはこれを意識したかのように「NewJeansの活動のため、人材や設備を変わらず全て支援してきたし、今後もそうする計画だ」とコメントしている。

 NewJeansは2023年のNHK「紅白歌合戦」に出場している。

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