モグライダーの芝大輔が１３日、日本テレビ系「大悟の芸人領収書」で、宮城県の地方で、そこにいた芸人全員の食事代を支払ったところ、店主から思いがけない言葉をかけられたと明かした。

　芝は３９０００円の領収書を提出。これは宮城県で行われた、Ｍ－１準決勝以上に進んだ芸人が出場する「Ｍ－１ツアー」で、芝が実際に支払った昼食代。「何人かでお昼を食べに行こうと、オズワルドの伊藤とか、マユリカとか。そんな大きな店ではないのに満席で。座ってるのが全員漫才師だった」と、この「Ｍ－１ツアー」に出演する芸人が店を占拠していたという。

　その中で芝が「芸歴が一番上」だったといい、それに気付いた瞬間から「そうか、会計が…」と支払いが頭を過ぎりだしたという。芸人の世界では一番上の先輩が支払いをするのが慣例で、「パッと見たら大鶴肥満とかもブワーって食べてて…」と一瞬ひるむも「俺はずっと大悟さんに連れて行ってもらって、違うグループの芸人にも払っている。俺もいこうと決めた」と全員の支払いをする覚悟を決めた。

　支払いをしようとする後輩の伝票を「いいからこっちにもってこい」といって、「全部引き受けてレジに持っていった」ところ、「そこは初老の方が１人でやってるお店で、『皆さん、なんの寄り合いですか？』って」と、店主と思われる人物から質問されたという。

　芝は「Ｍ－１ツアー」のことを説明すると、店主は「そうなんですか」とホッとした表情を浮かべ「振り込め詐欺の集まりかと思っちゃって。ちょっと心配になってすいません」と、詐欺集団と勘違いしていたと率直に告白。芝は「でかいヤツやヒゲのいかついやつに、受け子に飯食わせてると。振り込め詐欺の親玉と思われてた」と苦笑していた。