石丸伸二氏に「何でこんなにエラそうなん?」読テレ識者作家「上から目線感じる」新党設立会見で出席記者を限定 会見で意図説明
石丸伸二・前広島県安芸高田市長(42)が15日、東京都内で記者会見。自身が党首の地域政党「再生の道」を設立したと発表した。今年夏の都議選の候補者を公募し、全42選挙区で擁立を目指すという。
この日の記者会見については、13日にいったんは中止を発表。「記者クラブ宛てに出した案内がネットに流出し、日時と場所が広く知られてしまったことが原因」「誰が来るか分からない状況は種々のリスクが高いと判断」とした。その上で、場所を変更して開催。会見の参加には記者クラブ加盟社または登録者100万人の相当のネットメディアに限定した。
このことを受け、読売テレビのニュース番組「ten.」では「“石丸新党”会見でフリー記者を排除」として特集した。
会見で石丸氏が「ああいう皆さんが入り出したら、みなさんが取材できなくなるんですよ」「入ろうと思ったらイスが埋まってる。カメラを置く場所がない。困りませんか?なので一定の線引きがあった方がいい」「みなさんが妨害工作を受けますよ」とフリー記者を会見に入れないことへの理解を求める様子などを伝えた。また、情報管理の徹底と記者クラブにおけるルールの徹底を求めた。
番組にコメンテーターとして出演した作家の若一光司氏は、「質問の姿勢が問われているのも事実だと思うが」と「それはどんな記者会見でもそう。つくづく思うのは、なんでこんなにエラそうなんかなと思う。非常に上から目線的なものを感じる」と語った。
続けて「ある意味で選別的な。たとえば記者会見に来る人を選別する。あるいは、自分が対抗する人を選別する。選別的なのと同時に対決的。バトル感を自ら演出している。対決的だったりバトル感だったりは、YouTubeなんかで視聴回数を稼ぐ手法とダブっている気がする。SNSを背景に出てきた方だから、自分がどういう形で注目されるかは、計算し尽くして。これも意図的に問題を社会化している気もしないでもない」と話した。