医師のおおたわ史絵氏が１６日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」で、中居正広問題について、株主から真相追究を迫られているフジテレビについて「働いている人のためにもはっきりさせる必要がある」と話した。

　番組では冒頭、フジテレビが１７日に社長会見を行うと報じ、フジの大株主である米国のファンド会社がフジテレビへ第三者委員会による調査を求めている書簡を送っていることなどを報じた。

　これに杉村太蔵氏は「お客様、視聴者様も大事だけど、株主からの指摘は無視できない」とコメント。読売新聞の橋本五郎氏も「最初の説明でまったく関与してないと。どれだけ調べてこうなったか、はっきりしない。投資会社はおそらくそこが透明性を欠いているという理由だと思うが、その責任はフジテレビにはある」とフジは今回の問題を丁寧に説明する必要があるとした。

　おおたわ氏は「ほとんどの人はこんなことを知らずに、テレビが好きという気持ちで入ってきた社員もいっぱいいる。制作スタッフもたくさんいるし、こうしている今でも働いている人たちがたくさんいる」と指摘。「その人たちのためにもはっきりさせる責任は、会社にはある」と訴えた。

　ただ、真相究明には被害女性のプライバシーも関わることから「示談、和解がどのような形か分からないが、誰がどれだけ話せるか非常に難しい中での真相究明になっていくので、難航すると思うができるだけ真実に近い形で」とも話していた。