【山田美保子のミホコは見ていた!】フジテレビ 社員とは比較にならない出入り業者たちの不安
27日、「時間制限なし」「映像撮影可能」「参加メディア制限なし」で行われたフジテレビの会見は、またしても成功と言うには程遠いものだった。
「ネプリーグ」の2時間スペシャルや月9「119エマージェンシーコール」、カンテレ制作の「秘密~THE TOP SECRET~」などが会見の生中継に差し替わったことを視聴者はどう思っただろうか。
果たして翌28日、同局の生ワイドに出演するアナウンサーの表情は一様に曇り、笑顔はほとんどなかった。それは一度目の会見や社員説明会の後よりも暗くなっているように見えた。
顔出しをしているアナウンサーはもっとも辛いだろうが、スタジオのフロアやサブに居る多くの番組制作者や、前回も書いたとおり広告主と向き合っている営業部隊の社員らも大きな不安を抱えながら仕事をしている。ロケをさせてもらえなかったり、撮影済みの素材を「出さないでほしい」と言われたり、さらには取り下げられた広告が戻ってくる日は近くない。とてもではないが楽しい番組を作れるようなテンションではない上、決して大袈裟ではなく社員や家族の生活を脅かしかねない事態になっていることを会見に出席した幹部の皆さんはどこまで理解してくれていただろうか。
が、それ以上に不安を感じているのはフジテレビから仕事をもらっている外部業者たちだ。
そもそもこの数年、フジテレビから大幅な経費削減を余儀なくされていた制作会社からは悲鳴が上がり続けていたのだが、それはますます深刻化していくのだろう。
具体的な金額を聞くと本当に言葉を失う。いい時期に比べたら半額程に下がっているのだから。
それでも制作会社の社員はまだ安定している。本当に大変なのは彼らと仕事をしているフリーランスのスタッフや作家たちである。タレント同様、番組が終わるときには最低でも1カ月以上前に所属事務所や本人に通達があるものだが、今回、中居正広さん関連の番組は改編期でもない時期に突然終了した。このタイミングでの他番組への就活は容易くはないだろう。
業界には昔から「フジッコ」という言葉があり、フジテレビメインで仕事をしてきた外部スタッフらはそう呼ばれ、誇りをもって番組作りをしてきた。そんなフジッコの多くが路頭に迷いつつある。
テレビ局員の中で外部スタッフの生活をリアルに理解してくれる人はなかなかいないと言われるが、出入り業者のことも忘れないでいただきたい。
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