丸竹夷“覚悟”のステージ 莉音「本気で音楽をやっていることを伝えたい」今春JK卒業

 大舞台への思いを語った丸竹夷のメンバー(左から)莉音、紅留美、姫花
 (左から)莉音、姫花、紅留美
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 京都出身の現役女子高生(JK)バンド「丸竹夷(まるたけえびす)」が伝説に挑む。昨年3月、同じ高校のクラスメート3人でバンドを結成。直後に投稿した動画がSNSで大バズリし、日本を代表するギタリストの布袋寅泰(62)も反応するなど話題を呼んだ。デビュー1年未満でフルアルバムを発売し、22、23日には約1000人が入る京都劇場でのホールワンマンライブを決行する。全速力で今を駆け抜ける彼女たちに迫った。

 ギター&ボーカル・姫花(18)、ベース・莉音(18)、ドラム・紅留美(18)の3人でバンドを結成してわずか1年。姫花は「まだ信じられへんというか、『ほんまに京都劇場でやるんかな』って感じです」と、率直な思いを語った。

 軽音部で出会った姫花と莉音が、ドラム経験はないが席が隣で仲の良かった紅留美を「半強制的に」誘った。ブレークのきっかけは、自分たちで撮影した一本の動画。吉川晃司と布袋寅泰のユニット・COMPLEXの「BE MY BABY」に合わせ3人で踊る「バンドメンバーと学校でBE MY BABYやって停学になりかけた」が大バズり。インプレッション(表示回数)は1000万回を超え、布袋本人からも「かわいいね!」とメッセージが届いた。

 昨年9月のデビュー曲MVはYouTubeで再生数140万回を超え、5日には1stフルアルバム「丸竹夷」をリリース。露出が増えるにつれ「JKだけが取りえ」、「顔だけバンド」などと心ない声も聞こえてきた。しかしそんな声すらもSNSで取り上げ、真っ向から向き合う。莉音は「私たちが本気で音楽をやっていることを伝えたい」と語り、姫花も「いろいろ言ってくる人を後悔させてやる、という気持ちです」と言い切った。

 3人はこの春で高校を卒業。紅留美が「大学へ行くか迷ったけど、じゃあ行って何するん?ってなった」と話すように、3人で家族を説得し「音楽で生きていく」と決めた。JKの看板は外れるが「制服を脱いでも私たちは変わらない。JKがなくなったらJF、女子フリーターバンドですね」と笑う。

 「高校生のうちに伝説を作りたい」と、開催を決めた京都劇場での2日連続ワンマンライブだが、チケットの売れ行きは苦戦しているという。「人生でこんなに追い込まれることってない」と視線を落とした姫花。「たとえ何人だろうとお客さんに満足してもらうことが私たちの成功。最後まで死ぬ気でやります」。やるしかない。音楽への情熱を胸に走り続ける。

 ◇丸竹夷(まるたけえびす)2024年3月、ギター&ボーカルの姫花、ベースの莉音、ドラムの紅留美の3人で結成。9月「はむはむGX」でデビュー。12月に2ndデジタルシングル「サキホコレ!!」をリリース。バンド名の由来は京都の通り名を歌った童歌の歌い出し。「京都を代表するバンドになりたい」という願いが込められた。

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