3月で解散の「et-アンド-」が涙と笑顔のラストライブ コロナ禍で始まった挑戦、にじむ本音「もうちょっと…」
3人組女性ボーカルグループ・et-アンド-が15日、東京・代官山UNITで解散前ラストライブとなる「One Man Live ~The Last~」を開催した。
涙ながらも最後は笑顔で終えた。1stシングル「#tokyo」から始まると、SPEEDの「White Love」、PUFFYの「アジアの純真」なども熱唱。リーダーの野島樺乃(23)は「みんなのいろんな表情がステージから見ることができて幸せです」と喜び、「たくさんの方に足を運んでいただき、本当にうれしく思います」と涙で感謝した。
山崎カノン(24)は「約4年間、長いようであっという間だった。今日という日が来てほしいような来てほしくないような、みんなが変わらず時間をこの日まで過ごしてくれた。こんなにたくさんのandy(アンディ=ファンの総称)とたくさんつながれて楽しい4年間だった」と振り返った。
栗本優音(19)は「歌が大好きという理由だけで続けてきました。今日でet-アンド-のメンバーとして舞台に立つことは終わるけど、歌を続けたい。またこの舞台でandyに会えたらいいなと思います」と再会を誓った。
グループの活動開始は2021年でコロナ禍だった。野島は「思うような活動ができなかったことが最初は多かった」という。「SKE48を卒業して10代ラストの大きな挑戦として覚悟を決めて務めさせていただきました。正直、自分の中で後悔したくない人生を歩みたいけど、もうちょっとできたかもなと思うことはたくさんあります。がむしゃらにステージに立って、いろんな方とet-アンド-の曲を通して出会うことができました。自分自身をet-アンド-がすごく成長させてくれたような気がしています」と実感を込めた。
グループは3月末で解散する。終盤には「本当は武道館に立って歌いたかった」と本音をにじませながら「My Dream」を熱唱。野島自身は「歌で私の人生が救われたように、豊かになったように私の歌で誰かの人生を豊かに彩っていけたらいいなと思います。まだまだ磨いて磨いて歌い続けていきますので、私のことも応援してくれていたらうれしいです」と音楽活動を継続する意向を示した。
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