明石家さんま 21年前の約束を果たすか 彦八まつり特別出演決定で上方落語界重鎮も期待
上方落語協会主催の「第32回 彦八まつり」(5月17、18日、大阪・生国魂神社)の開催発表会見が18日、大阪市内で行われ、特別ゲストとしてお笑い芸人の明石家さんまが出演することが発表された。さんまの同イベントへの出演は2004年以来となる。
実行委員長を務める落語家の桂吉弥によると、さんまの出演は笑福亭鶴瓶の発案と仲立ちで実現したという。1月中旬に鶴瓶へ出演を依頼した際、「さんまにも電話したるわ」と、その場で電話オファーを敢行し、さんまも快諾。その後、実行委員会が改めて確認した上で、21年ぶりの出演が決定した。
実行委員会によると、2月に放送されたMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」の中で、さんまが出演オファーを“フライング発表”。本来はこの日大々的に発表する予定だったが、吉弥は「ヤンタンで絶妙なニュースになったと思う。逆にラッキーやなと思います」と、喜んだ。また吉弥の師匠である桂吉朝さんとさんまが同期入門だと明かし、「何も言いはりませんでしたけど、そんなんも感じてくれはるのかな」と、感謝を口にした。
さんまは18日のみの出演となり「さんまのさんま」と題したトークコーナーで、協会員を含む複数のゲストと絡む予定。前回出演時には鶴瓶とのトークの中で「もし機会があれば次は落語を披露します」と話しており、会見に同席した桂小春團治も「(さんまが)『せっかく着物着たしちょっと出られるとこあるか?』と、落語で飛び入りで入ってくれたら本当にありがたい」と、期待を寄せた。