乃木坂46・井上和 進む世代交代に「さみしい」 与田祐希卒コンで耳打ちされた言葉に涙と決意
乃木坂46の5期生・井上和(なぎ=20)が21日にテレビ朝日系で放送されるスペシャルドラマ「スプリング!」(後11・15)で、地上波ドラマ初出演にして初主演を務める。グループの38枚目シングル「ネーブルオレンジ」(26日リリース)では中西アルノ(22)とWセンターを務めるなど、活動は充実一途で「(乃木坂46の)外で頑張ることによってファンの方に喜んでいただけるし、グループのためになる」と使命感をにじませた。
長い髪を揺らしながら大きな瞳でカメラを見つめる。圧倒的な透明感の持ち主だ。「初めての地上波のドラマで、しかも主演だった。すごく緊張した」と撮影を振り返りつつ、演技をすることに「楽しいなって思うことがたくさんあった」と落ち着いた口調で語った。
これまで舞台などの経験はあったが、地上波ドラマは初出演にして初主演。個人としてグループ外での活動を通して「グループの外で頑張ることによって、ファンの方にこんなにも喜んでいただけるのかと思った」と実感。さらに考え方の変化も生まれたという。
「外の現場は、ここから新しく自分を作っていけるのではと感じた。どうしてもグループにいると、自分はこうあるべき、置かれているポジション、ファンの方からこういう自分を求められているのではと、1年前くらいまで考えてしまっていた。でもこの演技のお仕事など一歩踏み出して(グループの)外の世界に行ってみると、また新しい自分にも出会える。すてきなことだと思う」
グループは1、2期生がすでに卒業しており、3期生も与田祐希(24)が2月に卒業。世代交代は確実に進む。「さみしいです。先輩方がいた時の乃木坂46が私も好きだし、自分が(加入前に)ファンとして見ていた頃の乃木坂46と空気が変わったように感じることは全くないわけではない」と心境を明かした。
それでも、与田の卒業コンサートで改めて今の乃木坂46をけん引する覚悟も持った。2人で「やさしさとは」を披露した直後に与田から耳打ちされた。「大丈夫だよ」。井上は優しい言葉を受けてあふれた涙とともに決意も固まった。
「普段(与田と)ご飯もよく食べに行く。『先輩が卒業されて、これから不安です』って伝えていたけど、与田さんは本当に本心で後輩たちが中心になっていく乃木坂46でも安心できると思ってくださっていてうれしくて。『みんなだから任せて卒業できる』って言ってくださった。その言葉を信じてまたリスタートして、これからその思いに応えていかなければいけない」
同期の五百城茉央(19)も4月から主演ドラマが放送されるなど5期生の存在感は高まっている。井上にとっては初めての後輩の6期生も4月にお披露目される。「本当にすごい魅力的な子たちばかりだと思う」と期待を寄せる。「5期生も頑張らなきゃねって話は最近している。いろんな仕事を通して乃木坂46を広めていた先輩に『かっこいいな、こうなりたい』と憧れたように、これから入ってくる6期生にもそう思ってもらえる先輩になりたい」。加わる刺激を糧に進んでいく。
◆“小論文”テーマの青春ラブストーリー
「スプリング!」は、ドラマとしては珍しい“小論文”をテーマに、高校生の葛藤と恋を描くさわやかな青春ラブストーリー。井上は出演が決まった際、特に先輩の弓木奈於(26)から「本当にうれしい。すごい楽しみ」と期待された。
物語は国立大学の前期試験に落ちてしまったガリ勉優等生の逢坂碧(井上)が、同じく不合格だったという同級生男子・村瀬佑(藤岡真威人)に誘われ、後期試験に向けて一緒に小論文対策に臨む。おとなしく目立たないタイプの碧と、明るく人気者の佑。交わることのなかった2人が、小論文に向き合いながら互いの心を近づけていく。
井上は「乃木坂46のオーディションでの自己PRで何を話すか、毎回原稿用紙に全部書き出した。準備に準備を重ねていたので試験と言ったらその思い出がある」と役柄と自身の経験を重ねた。
◇井上和(いのうえ・なぎ)2005年2月17日生まれ。神奈川県出身。22年に乃木坂46の5期生オーディションに合格して加入。24年4月の舞台「乃木坂46“5期生”版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』2024」で主人公・セーラームーン/月野うさぎを演じた。ファッション誌「non-no」の専属モデル。高校時代は弓道部。身長158センチ。血液型B。
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