小関裕太が仰天告白「度を越してコーヒー飲んだな。1リットルの毎日でした」 主演舞台「サヨナラソング」会見
俳優の小関裕太(30)と臼田あさ美(40)が29日、都内で舞台「サヨナラソング-帰ってきた鶴-」(31日~9月21日、東京・紀伊國屋ホール。同27~28日、大阪サンケイホールブリーゼ)の初日前会見を、共演の太田基裕、安西慎太郎、作・演出の鴻上尚史氏と行った。
紀伊国屋ホールでは初の舞台出演という小関は「劇場に入って客席を歩いた時にすごくワクワクした」といい、「歴史ある空間、地声でお届けできる空間ならではのエネルギッシュな作品になっていると思う」と自信をにじませて予告。
演劇は8年ぶりという臼田は「全部が新しい状況の中って感じで、ゼロから全てを学びながらやらせていただいているという感じ」だといい、「いよいよ始まるんだなという実感が湧いてきたところ。最後まで走りきれるように、気を引き締めてやっていきたい」と気合を入れた。
民話「鶴女房」で一度は去った鶴女房・おつうが帰ってきた世界と現代が交差する物語で、小関、臼田らは一人二役。
鴻上氏は北山修氏(元フォーク・クルセダーズ)との対談で北山氏が「日本人ってカッコ良く去って行くことに憧れというか、桜がパッと散るみたいなのがあるんだけど、残された男はかわいそうだよね。鶴がもし去らなかったらどうなるんだろうねえ」といった内容を話したことが執筆のきっかけだといい、「その瞬間ストーリーの前半がバババと浮かびまして。カッコ良く死ぬよりもぶざまに生き延びる道を選ばないかなあという物語ができたらいいな」と取りかかりを明かした。
11回におよぶ衣装の早変わりでおつう役と現代の作家役を演じる臼田は「2025年をサバイブする女性像にどちらも当てはまるような気がして」と説明し、「お芝居をしてきたこの20年ぐらいの人生の中でも、すごく充実した日々を過ごさせてもらっている」と手応えを明かした。
また、「生きのびること」という作品のテーマに沿って「生きのびる活力」を語るトークでは、小関が「今回度を越してコーヒー飲んだなって思いました。自分を台本の世界に引き込む起爆剤として飲んだので、1リットルの毎日でした」と仰天告白。臼田は「家族です。家族がいるから死ねません。ぶざまでも生きのびます!」と言い切っていた。
