まさか紅白で?大御所歌手、ズボンファスナー全開でステージ登場も…歌い終わると閉まってる「チャックミステリー」
27日に放送されたNHK「クイズ 本当にあったことです!」では74年の紅白歌合戦での、大御所歌手の赤面ハプニングVTRが放送された。
クイズ形式で出された映像は74年の紅白歌合戦。出てきたのは白組の森進一で、ゆっくりステージ中央に歩み出ると深々と一礼。この時にすでに“事件”は起きていた。
MCのいとうせいこうが「まさか紅白歌合戦でそんなことがあるなんて…というもの」だとヒントを出すと、入山杏奈が森のズボンのファスナーが開いていた!と見事正解した。
そう、森が深々とお辞儀をした瞬間、黒いズボンにも関わらず、白いものが見え、完全に社会の窓が開いているのが確認出来る。森は全く気付いておらず「襟裳岬」を熱唱。だが不思議なことに、歌唱途中でなぜかファスナーが閉まっていたのだ。いとうせいこうは「チャックミステリー」
一体、どうやって閉めたのか。これを証言してくれたのが、当時、白組で出場していた堺正章。今回、50年ぶりにこの時のことを振り返った。
堺は「生き証人の1人」だと胸を張り、森がどうやってファスナーを上げたかを解説。「私たち、白組のメンバーがステージの森さんの前に立って隠して、その間に森さんがチャックを上げた」と振り返った。
VTRを見ると、間奏の時に横で応援していた白組のメンバーがわらわらと森の前にやってくる。励ましているように見えるが、実は壁を作って森にファスナーのことを伝えていたというのだ。
では、ファスナー全開に気付いたのは一体誰なのか。堺は「スタッフの1人が気付いたらしい。ぼくらのところへ来て『前のチャックが開いてます』って言ったから、みんな自分だと思った。橋(幸夫)さんなんて、着物なのに前を確認して」と苦笑い。
そこで慌てて「相談したら、人の壁を作ろうって。多分僕が言った」と堺の発案で白組で壁を作ることを即決。無事にミッションを達成すると「北島さんも橋さんも、皆さんが後ろで『うまくいった!』と喜び合っている。今までの紅白ではなかったと思いますよ、こんなに白組が一致団結したのは」と笑わせた。
さらに堺は「森さんのすごいところは、ちょっと狼狽したり、目が泳いだりするが、全くありませんよ。歌手根性。普段と変わらないまま最後まで歌いきったのはすごい」とそのプロ意識に拍手を送っていた。
杉浦友紀アナも「今回の映像の使用をお願いしたところ快くOKしてくださった」と森に感謝。いとうせいこうも「懐が深い。ありがとうございました」と頭を下げ、山田五郎氏も「いいものを見せてもらいました」と感謝していた。
